かつての同僚に決勝弾浴びた田澤純一、決め球の失投悔やむ「制球を誤った」
開幕2試合連続登板も初黒星、「あのボールはバウンドさせようと…」
レッドソックスの田澤純一投手が6日(日本時間7日)のインディアンズ戦で7回から登板。かつての同僚のマイク・ナポリ内野手に決勝ソロ弾を浴び、今季初黒星を喫した。試合後にスプリットの失投を悔やんでいたと、地元テレビ局「CSNニューイングランド」(電子版)が報じている。レッドソックスは6-7で敗れた。
田澤は6-6で迎えた7回に4番手としてマウンドに上がった。開幕から2試合連続登板となった日本人右腕は、先頭打者のキプニスをセンターフライに打ち取る。しかし、続くナポリに甘く入った5球目の87マイル(約140キロ)のスプリットをセンター方向に完璧に打ち返された。推定飛距離418フィート(約127メートル)の一発がスタンドへ着弾。田澤は続くサンタナを四球で歩かせたところで無念の降板となった。
記事によると、田澤は失投となったスプリットを悔やんでいたという。「あのボールはバウンドさせようとしました。その前のボールでは空振りを奪うことができていた。ブルペンから狙っていましたが、制球を誤ってしまった」と語ったという。
田澤にとって、ナポリは2013年のワールドシリーズ優勝を果たしたかつてのチームメート。レッドソックスは昨年8月にレンジャーズにトレードで放出していた。レッドソックスは、昨季終了後にフリーエージェントとなり、今季からインディアンズに加入した強打者から痛烈な“恩返し”を食らう形となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count