巨人・平良、なぜ初登板翌日に登録抹消? 2軍降格となった理由とは
4回途中4失点でKOも見せ場作った右腕
巨人の3年目右腕の平良拳太郎投手が8日、出場選手登録を抹消された。7日の本拠地・阪神戦でプロ初登板を果たしたが、3回2/3を投げ、4安打4失点でKO負けしていた。
ただ4者連続三振を奪うなど、随所に良い投球が見られ、失格の烙印を押されたわけではなかった。首脳陣も未来に期待していたほど。ではなぜ、2軍降格になったのか。疑問に思うファンも少なくはないだろう。
これは、チームの登板間隔が理由にある。巨人は4月5日から6連戦を戦っている。そのため先発投手は6人必要になる。しかし、次週は5試合、その次の週も5試合。先発投手も5人いれば足りる。現状では菅野、ポレダ、高木、今村、田口の5枚でまわせるため、平良は1軍に帯同していても登板機会はない。中継ぎも枚数は足りている。無駄に1軍にいるのであれば、抹消して、2軍戦に先発投手とて調整すれば、時間を有効的に使うことができる。
平良はこれまでは2軍のローテーション投手として心や体の準備をしてきた。これからは、1軍に上がる準備のために2軍戦のマウンドに上がる。昨晩の反省を大いに感じながら投げる試合はこれまでと大きく違ってくるだろう。ステージが上がった平良の今後に期待がかかる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count