1軍マウンド目指す安楽智大 2年目迎えた楽天ドラ1右腕が身につけたモノ

最速157キロ右腕が内に秘める1軍への思い

 楽天の安楽智大投手が9日、イースタン・リーグのロッテ戦に先発した。今シーズン、3試合目の登板は6回を投げ、3安打1失点。最速157キロの剛腕は、1軍の輝くマウンドを目指し、日々、成長しようとしている。

 初回を三者凡退に抑えた安楽。2回は味方の失策、3回は自ら四球を与えて走者を背負ったが、ゼロで切り抜けた。しかし、4回、2死から四球を与えると失策も重なり、タイムリーを浴びて失点した。5回にもピンチがあったが、持ちこたえ、6回でマウンドを降りた。

「抑えられたというのは良かったですし、杉山(賢人、投手コーチ)さんからも言ってもらいました。『悪い時に悪いなりに試合を作る。悪い時に悪いなりに抑えるというのが1軍で勝負できるピッチャーだ』と言われたので、そこは課題にしていました。今日は正直、ブルペンの時から真っ直ぐが走っていなかったので。悪い時に悪いなりに抑えるという課題を持って、今日は臨みました」

 いつも調子がいい時に投げられるとは限らない。調子が良くない時にどんなピッチングをすることができるか。そういう意味では、本調子ではない中、ホームを踏ませたのは1回だけと、試合を作った。

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