広島エルドレッド「いい感じ」 奪首に導く2安打2打点で再び首位打者

緒方監督は本塁打絶賛「あれが大きかった」、本人も上機嫌「勝利に貢献できてる」

 2回以降、試合は膠着状態となったが、6回の一発で試合の行方が決まった。「あの打席は初球からいこうと決めていた。しっかりバットが振れた。上がってしまったけど、入ってよかったね」という一発を、緒方監督も「エルドレッドのホームラン、あれが大きかったね」と手放しで評価した。

 昨季は19本塁打を放ったが、出場数は79試合と不本意な成績だった。「昨年は春のキャンプでケガをして長期離脱してしまった。4月の試合をこなせなかったことで、焦りがあった。でも今年は春のキャンプからやらなければいけないことができた」と好調の要因を自ら分析した。

「いい感じでバットが振れている。今は自分のバットで勝利に貢献できているね」

 緒方監督就任以来、初の首位浮上となったチームで、5年目の助っ人大砲が躍動している。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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