前田健太、救援陣打たれ2勝目消えるも…指揮官は絶賛「本当に頭がいい」

デビュー戦に続いて6回無失点の好投に「ケンタはグレート。またしても素晴らしい登板」

 デビュー戦に続き、今季2戦目となったダイヤモンドバックス戦でも6回5安打無失点の好投を披露したドジャース前田健太投手を、デーブ・ロバーツ監督が「ケンタはグレートだ。またしても素晴らしい登板を見せてくれた」と絶賛した。

 3回を除くすべての回で走者を背負ったが、試合後の監督会見では「彼はさまざまなことができるし、あらゆる武器を持っている」「ピンチを迎えても乗り越えられるだけの術を持っている」と、得点圏に走者を置きながらも見せた落ち着きのある投球を褒め称えた。

 さらに、指揮官は前田の成長点を指摘。「ケンタは本当に頭がいい。今日は何度か捕手のサインに首を振る場面があった。打者やそのスイングの傾向を、自分なりにつかみ始めた証拠だと思うんだ」と、研究熱心である一面を明かした。

 6回を投げ終えて1点リードのまま勝利投手の権利を持って降板も、中継ぎ陣が打たれてチームは敗れた。球数95球での降板に、ロバーツ監督は「序盤に球数が多かったし、6回もストレスの掛かるイニングだったから替え時だと思った」と説明。「我々は、まだケンタの状態を気に留めておかなければならない。ここ(メジャー)での投球プログラムは(日本とは)違うから」と、改めて負担を掛けすぎずに起用していく方針を示した。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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