蘇る最強チームの伝説 2001年マリナーズで「イチローは全てを可能にした」
米メディアがシーズン最多タイ記録の116勝を挙げたマリナーズについて振り返る
NBAでゴールデンステート・ウォリアーズがレギュラーシーズン史上最多となる73勝(9敗)を記録したことを受け、2001年のマリナーズが再び注目を集めている。マリナーズは同シーズンでシーズンタイ記録となる116勝をマークしたが、MLB公式動画サイト「Cut4」では「ウォーリアーズが歴史に名を刻んだ15年前、素晴らしい2001年のマリナーズはMLB最多勝記録を打ち立てた」とのタイトルで特集記事を掲載。佐々木主浩投手、イチロー外野手の活躍も振り返りながら、“史上最強チーム”の伝説を蘇らせている。
ウォリアーズの快進撃を受け、記事では2001年シーズンのマリナーズの大記録を振り返っている。「15年前、とあるMLBのチームが類似した道を辿っている。1906年にカブスが152試合で116勝を記録し、ほぼ1世紀に渡って存在した記録に、2001年のマリナーズが並んだのだ」。その強さは圧倒的だった。
「マリナーズはリーグ首位となる、得点、ヒット、出塁率、チーム防御率、被打率、完封、守備率を記録した。5月から6月にかけては15連勝を記録し、前半戦は63勝24敗。オールスターまでに19ゲーム差をつけた」
ライバルチームを寄せ付けず、早々に独走態勢に入った戦いぶりをこのように紹介。特に、打線の充実ぶりには特筆すべきものがあった。記事でも「出塁に優れ、簡単にアウトとなる選手がいない打線が、球界ベストのオフェンスを実現した」と言及している。