川崎マイナー降格も監督は再昇格示唆「送り返す人間とワイン乾杯は初めて」
カブス・マドン監督「川崎は良いメジャーリーガー。いずれ戻ってくる」
カブスは15日(日本時間16日)、川崎宗則内野手のマイナー3Aアイオワへの降格を発表した。故障者リスト(DL)入りしていたハビアー・バエスが復帰することで決まった。一方でマドン監督は川崎の再昇格を“予言”している。地元紙「シカゴ・ トリビューン」が報じている。
オープン戦から好調を維持していた川崎は開幕後に昇格となり、ここまで2打数1安打1盗塁。本拠地のファンからは「カワサキ・コール」が沸き起こるなど、今季加入した新天地で早くも絶大な人気を誇っている。
今回はスプリングキャンプで負傷していたバエスが復帰することで降格が決まったが、名将マドン監督の信頼は勝ち取ったようだ。
地元紙は、指揮官がマイナーへ降格となる川崎を労った様子を伝えており、マドン監督は「自分が送り返す人間とワインを分け合ったのは初めてじゃないかな。互いに乾杯したんだ。素晴らしいひと時だったよ」と語っている。
また、「エンターテイナーとしての価値が知られているが、それと同時に彼は、本当に良いメジャーリーガーだ。彼は力を増幅させる。いずれ、戻ってくるだろう」と話し、再昇格の可能性を示唆している。
新天地でも周囲を引き付けている川崎。不屈闘志で再びメジャーへ這い上がってくるはずだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count