初勝利のドラ2加藤を絶賛も…日ハム栗山監督、次回登板は「中継ぎに戻す」!?

「手放しに『次も先発で出来る』というわけでない」

――6回69球とテンポが良かった。

「こっちは我慢していたけどね。先発ではなく、(開幕から )中継ぎでやってもらっていたので。とにかく、いい投球で降ろしてあげたかった。先発の準備をしているわけではないから。よく頑張ったよね」

――どの辺りで降板を考えたか。

「先に点を取ったからね。なんとか勝たせたかった」

――次回登板は。

「この先は、また考えていく。次の週は5試合しかないので。中継ぎに戻すことを含めて考えるよ。大谷がダメだったら変える? そういう質問ではないよね」

――加藤を中継ぎから先発にした意図は。

「(6連戦中で)中継ぎ(の加藤)から力を借りたかったので。いろんな見方が出来るが、今日もどっちに転ぶか分からない展開だった。(先発枠入りへは)結果は大事だけど、 他の投手との内容を比較しながら。元々、加藤はこれぐらいの投球は出来ると思っていた。ただ、手放しに『次も先発で出来る』というわけでない。先を考えてチームを前に進ませているわけだから」

 開幕から2戦2勝の有原の実戦復帰も近づいている。先発で待望の初勝利を挙げた加藤だが、次回登板は中継ぎとしてチームを支えていくことになりそうだ。それでも、栗山監督の新人左腕への信頼は、より強固なものとなったに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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