日ハム大谷、8回2失点&MAX160キロも初白星ならず…チームは延長10回敗戦
今季最多125球の熱投も白星遠く…延長10回に増井が3点失い敗戦
日本ハムの大谷翔平投手が17日のロッテ戦(札幌ドーム)に先発。8回4安打2失点と好投したが、今季4度目の登板も初勝利はお預けとなった。チームは9回に同点に追いつき、大谷の黒星は消えたものの、延長10回に増井が3点を奪われ、3-5で敗れた。
2回、井口の中前安打、鈴木の四球などで2死一、二塁のピンチを招くと、中村に外角高めの157キロ直球を右翼フェンス直撃の2点二塁打とされた。3回無死満塁の大ピンチでは、井口の右飛を捕球した谷口が本塁へレーザービーム送球で補殺。味方の守備に助けられた。
1点ビハインドの7回からは130キロ台の遅い直球を使った緩急のある投球を見せた。7、8回は2イニング連続で3者凡退。味方の反撃を待ったが、1点止まりだった。
8回で今季最多125球、7奪三振、5四球、4安打1失点。MAXは160キロで、直球だけで緩急差27キロをつける投球を見せたが、今季初白星はならず。開幕から4試合連続でクオリティースタート(6回以上を自責3以下)を達成するなど安定感抜群だが、大谷の勝ち星は遠かった。
日本ハムは土壇場の9回に近藤のタイムリーで同点に追いつき、大谷の黒星は消えた。しかし、ここで逆転することができず、延長10回に増井が勝ち越しを許し、連勝は2でストップ。エースが先発した試合で勝つことは出来なかった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count