上原、「鬼門のデーゲーム」で今季初失点初黒星 「ストライク入らず自滅」
ここまで7戦無失点と好投も8試合目の登板で初失点
レッドソックスの上原浩治投手が18日(日本時間19日)のブルージェイズ戦で今季初失点初黒星を喫した。1-0とリードした8回に登板し、1安打3四死球で4失点。1イニングをもたずに降板した。チームも3-4で敗れて連敗。今季ここまで7試合すべてで零封してきた右腕は8試合目の登板で初失点となった。
上原は先頭のピラーに三塁内野安打を許すと、味方の悪送球も絡んで無死二塁に。さらに四球と捕逸で二、三塁とすると、ソーンダースのショートゴロの間に1失点。さらにドナルドソンに死球、バティスタに四球を与えて満塁となったところで降板した。後を受けたキンブレルが押し出し四球とヒットで逆転を許し、上原に計4失点がついた。
試合後、上原はブログを更新。この日は先発のバックホルツが7回途中を無失点と力投を見せており、「せっかく先発が素晴らしいピッチングをしていたのに、いい形でキンちゃんに繋ぐことができなかった。それどころか、途中から投げさすことになって申し訳ない」と綴った。
また、「身体はどこも悪くないんだけど、やっぱりフォームがしっくりきてない…結果が出てるときはいいけど、少しの不安が当たってしまったかな」と振り返った右腕は、一打席ずつこの日の結果を報告しつつ、「やられたって感じじゃないのに、ストライクが入らず自滅したような…(涙)あまりにも一発を警戒しすぎて、自分のピッチングができなかった。キンちゃんに八回から投げさす形になってしまい、本当に申し訳ない。結局、自分に四失点が付いてしまった。鬼門のデーゲーム…また一からやり直し。準備はしていたし、何も変えることはない」と綴っている。
昨季はナイターが31登板で2勝2敗、防御率1.21だったのに対して、デーゲームは12登板で0勝2敗、防御率5.06。この日もデーゲームで不満が残る結果となった。それでも、次戦に向けて必死に気持ちを切り替えている様子を見せている上原。今後もレッドソックスの「勝利の方程式」の一角としてチームを支える活躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count