初勝利の田中将大、米メディアは球速アップに着目「田中の速球が跳ね上がる」
ジラルディ監督「田中のボールは素晴らしかった」
記事によると、チームの4連敗を食い止めた右腕についてジョー・ジラルディ監督も「彼の腕の力が強さを増している。間違いなく今日天気は最高だった。先発投手とすれば、初戦までにここまで仕上げてきてほしいというところもある。でも、スプリングトレーニングで負荷を上げ過ぎることはリスクだと考えている。シーズンは長いので、彼らには自分のペースで上げてもらう」とコメントしている。
また、指揮官はこの日の投球内容ついて「彼の今日のボールは素晴らしかった。3失点を喫したが、自責は2。今季最高のピッチングだった。彼は完封もできたかもしれない」と称賛したという。
記事の中では女房役のブライアン・マッキャン捕手も「球速は重要なものだと思っている。92、94マイルの速球を投げて、スプリットが切り札なら、すべては上向きになる。打者としては判断を急がないといけない。そうなると、多くの空振りを奪えるんだ」と田中の調子と球速の相関関係は深いと分析している
一方、「ウォールストリート・ジャーナル」紙も田中の球速に注目する記事を掲載。今季最初の2試合の平均球速が90.6マイル(約145.8キロ)だったのに対して、マリナーズ戦では93.2マイル(約150キロ)まで上昇したデータを紹介。また、最速は94.5マイル(約152キロ)で、6回以降にも計測していたことにも触れている。
今季3試合目の投球内容で地元メディアの評価も高まりつつある田中。ニューヨーカーを沸かせたメジャー1年目前半のパフォーマンスを再現することはできるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count