金本阪神の救世主に? 新助っ人ドリスが来日初登板で完璧投球
歓声を力に、1回無安打無失点
金本タイガースの救世主になれるか――。阪神の新外国人、ラファエル・ドリスが来日初登板を1回無安打無失点で飾った。4点リードの9回にマウンドに上がると最速152キロの直球、落差の大きいフォークを武器に三者凡退に抑えるパーフェクトピッチングで締めた。
ヤクルトの強力クリーンアップを相手に圧巻の投球内容だった。まずは3番・山田を初球149キロの直球で右飛。4番・バレンティンを2球で追い込むと最後は直球で遊ゴロ。最後は5番・雄平を外角のフォークで空振り三振。初登板を終えた助っ人右腕 は「すごいリラックスして投げられたよ。歓声が凄くてモチベーションも上がるし、心強かった」と振り返った。
ドリスは外国人枠の関係で開幕は2軍スタート。それでもウエスタン・リーグでは7試合に登板し1勝1セーブ、防御率1・59と好成績を残していた。18日にヘイグが抹消され入れ替わる形でこの日に初昇格した。
ベテラン・福原の状態が上がらずセットアッパー、救援陣の強化が急務となっていた阪神。今後は8、9回のマウンドにはドリス、守護神・マテオの助っ人リレーが実現する可能性も出てきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count