敵地メディアも称賛する前田健太の投球 敵打者がリベンジ誓う「対策練る」
無傷の2勝で注目度高まる前田、米紙も「初対戦で簡単に攻略できる投手ではない」
ジャイアンツ戦で今季2勝目を挙げたドジャース前田健太投手に対してライバルチームの打者が対抗心を燃やしている。地元紙「サンノゼ・マーキュリー」が報じている。
前田は17日(日本時間18日)の本拠地ジャイアンツ戦で7回4安打7奪三振1失点と好投。無傷の2勝目を挙げた。3回2死からジョー・パニック内野手にソロ弾を被弾し、3試合目にしてメジャー初失点を喫したものの、その後は無失点に抑え、3-1の勝利に貢献。開幕から3試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)となった。
地元紙はこの一戦を「ジャイアンツはケンタ・マエダとドジャース・ブルペンに完敗を喫した」とレポート。この中で、前田の連続無失点を14回2/3で止めたパニックは「大きな成果を挙げることはできなかった。だが、彼(の投球)を一度見ることができたから、ここから対策のようなものを立てることができる。何度でも対戦すればするほど、より有効なプランを練ることができる」とリベンジを誓っている。
記事でも「前田は4つの球種のミックスと投球フォームによる幻惑があり、初見で簡単に攻略できるタイプの投手ではない」と伝えている。それだけ初対戦となった右腕の投球はジャイアンツ打線にインパクトを与えたようだ。ここ6年間でワールドシリーズ優勝3度を誇る強豪との次の対戦は6月10日(同11日)から始まる敵地での3連戦。それまでに前田対策を講じてくるだろう。