敵地メディアも称賛する前田健太の投球 敵打者がリベンジ誓う「対策練る」
敵将も「言い訳はできない」
一方、地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は「ジャイアンツのバットはマエダに沈黙を強いられ、ドジャースが勝利」との見出しで特集。敵地メディアも「新たなドジャー、ケンタ・マエダは苦しむ打撃陣に魔法をかけ、ジェフ・サマージャとの投手戦を制した」と称賛している。
その中で、敵将のブルース・ボウチー監督も「言い訳はできない。打席に立てば、ベストを尽くし、相手にプレッシャーをかけなければいけない。序盤はプレッシャーをかけることができたが、結果を出せなかった」と悔しがっている。前田は初回に2四球を出すなど苦しんだが無失点で切り抜け、尻上がりに調子を上げていった。メジャーデビューを果たしたばかりにもかかわらず際立った修正力、適応力を見せる右腕に苦しんだ様子がうかがえる。
ドジャースファンから早くと「キング・ケンタ」とも称されるようになった前田。注目されればされるほどマークも厳しくなる。対策を重ねてくる相手チームにいかに打ち勝っていくか。右腕のさらなる飛躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count