“韓国50発男”朴炳鎬が2戦連続特大弾 際立つパワーでシーズン46発ペース
チームにも溶け込む朴、「ツインズの先見の目は間違いないものだった」
14試合消化時点で4本塁打。ア・リーグのトップは現在、7人が並ぶ5本塁打で、1本差に迫っている。今後、他球団から朴が研究されることは間違いないが、162試合で単純計算すれば、シーズン46本塁打ペース。1割台に沈んでいた打率も、2割3分3厘まで上げてきた。
その活躍で注目度も上がってきており、地元メディア「CBSミネソタ」は「ツインズの朴炳鎬はアメリカ生活に慣れてきている」とのタイトルで特集を組んだ。オフにポスティングシステム(入札制度)で落札したツインズが、朴に高校時代から注目していたことに言及した上で、「彼が先日センターに放った462フィートの一発から判断するに、ツインズの先見の目は間違いないものだったようだ」と伝えている。
さらに、朴の通訳の話も紹介。キム氏は「良い成績か悪い成績かに関わらず、コーチ陣やチームメイトがサポートしてくれて、とても良いし、肩の荷が下りる気分だね」と、朴がチームに順調に溶け込む様子に手応えを示しているという。記事でも「クラブハウスでの振る舞いなども含めて、チームメイトとも仲を深めている」と日頃の朴の様子について記している。
朴本人も取材に対して「クラブハウスではだれも僕を孤独な気持ちにさせないようにしてくれていると、間違いなく感じているよ。ジョークを言ってくれたり、話しかけてくれたり。遠征に出ると、晩御飯にも誘ってくれる。本当に感謝しているよ」と答えたという。
アジア人スラッガーが、このままホームランを量産し続けることは出来るのか。猛者の集まるメジャーにおいて、今後もパワーでファンの度肝を抜けるのか。朴のバットから目が離せなくなってきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count