ホークス和田「最高の結果」 斐紹の絶妙リードもあり1673日ぶり完封

被災地へ「少しでも勇気を与えられたら」

 4月12日の楽天戦で、プロ初勝利を挙げた3年目の若い二木が、5回までパーフェクトピッチング。「相手もいいピッチングをしていたし、こちらも負けじと…」。刺激を受けた結果だ。

 工藤監督から「チーム完封1号だな」と嬉しい祝福を受けた。「ペース配分もうまく出来て、最高の結果を出せた。チームの雰囲気もいい」。完封ペースで投げる和田に6回、前日まで今季のロッテ戦には打率5割のマリーンズキラー、先頭の福田が援護点をもたらした。右中間へこの日、二木から放った自身初安打が右中間への先制タイムリー三塁打。チーム一丸のムードがある。

 九州がフランチャイズのチーム。「少しでも勇気を与えられたら」と和田。この日も試合前、熊本地震の募金活動が行われたが、2012年に右肘の「トミー・ジョン手術」を受け、復活したベテランの熱投は、十分に被災地へ伝わったはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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