前田健太、3戦登板終えて防御率0.47はリーグトップ&メジャー2位

次回登板は24日ロッキーズ戦の予定

 MLBは20日(日本時間21日)に各地で15試合を行い、タイガースの右腕ジマーマンがロイヤルズ相手に7回途中を7安打無失点と好投し、開幕から無傷の3連勝をマークした。ここまで19回1/3を投げて無失点、3勝0敗、防御率0.00と圧巻の成績を残している。またここまで奮闘が光るのがドジャースに新加入した前田健太だ。同じく3試合を投げ、2勝0敗。19イニングで1失点のみで防御率0.47はナ・リーグトップ、メジャー全体でもジマーマンに次いで2位の数字だ。

 前田はデビュー戦のパドレス戦、2戦目のダイヤモンドバックス戦ともに6回5安打無失点と好投。3戦目のジャイアンツ戦では最長の7回を投げ、パニックに浴びたソロ弾の1失点のみに抑えた。これが自身メジャー初失点となったが、試合後、パニックは地元メディアに「それでもまだずいぶん(防御率は)低いね」と話していた。

 現時点での防御率上位者を見ても、ナ・リーグ2位にナショナルズのロス(2勝0敗、防御率0.54)、同3位にメッツのシンダガード(2勝0敗、防御率0.90)、同4位にフィリーズのベラスケス(2勝1敗、防御率0.93)、同5位にカブスのハメル(2勝0敗、防御率1.00)、同6位にアリエッタ(3勝0敗、防御率1.23)、同7位にナショナルズのストラスバーグ(3勝0敗、防御率1.25)、同8位にドジャースのカーショー(2勝0敗、防御率1.64)など錚々たる面子が並ぶ。

 まだ序盤戦だが、同僚のエース左腕カーショーにも引けを取らない成績で、そのカーショーからも「究極の変化球の使い手」と称賛されていた。前田の次回登板は23日(同24日)の敵地ロッキーズ戦の予定。打者有利とされるクアーズ・フィールドで再び快投を見せることができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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