楽天、打線に火つくも降雨ノーゲーム ウィーラー“幻の一発”再現に意欲
梨田監督「打線に火がついたと思ったら、向こうにも火がついた」
21日、Koboスタ宮城の楽天-オリックスは雨のため3回裏、楽天の攻撃途中で中断。そのまま中止となった。
楽天は今季初先発のレイが初回に2死から3番・糸井に左中間を破る二塁打を許すと、4番・モレルに来日第1号となるバースデーアーチを浴びた。いきなり2点を追う形になったが、その裏、4番・ウィーラーが1死一、三塁から3ランを放って逆転。さらに2死から茂木が二塁打を放った後、中川が中前適時打で続いた。
2回には2死3塁から銀次がタイムリーを放つなど、打線が活発だった楽天。しかし、3回裏の攻撃の途中で試合前から降り出した雨の勢いが収まらず、中断となり、そのまま中止になった。
先発・レイは3回にも糸井にホームランを打たれ、モレルには2打席連続&2者連続となる一発を浴び、「(楽天の)打線に火がついたと思ったら、向こうにも火がついた」と梨田昌孝監督。試合中止に関しては「天気だけはしょうがない。残念です」と話して球場を後にした。
チームに勢いを与える本塁打を放ったウィーラーは「(カウント)3-2に持ち込んで打つことができたことが何よりも嬉しい。3-1から凡退とかしていたので、3-2に持ち込めたのが嬉しい」と笑顔。22日にプリンスドームで行われる西武戦に向け、「どうなるか分からないけど、(この日の本塁打を)再現できるように頑張ります。雨の中止はないと思う(笑)」と、最後には冗談も飛び出した。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi