青木宣親、二塁打&バントでマ軍勝利に貢献 岩隈は初勝利ならずも快投

初回に二塁打から先制のホーム、延長10回はきっちりバント

 マリナーズの青木宣親外野手が22日(日本時間23日)、敵地でのエンゼルス戦に「1番・左翼」で出場し、3打数1安打1得点1犠打で勝利に貢献した。マリナーズは、エース右腕ヘルナンデスの登板回避を受けて急遽先発した岩隈久志投手が8回2失点の快投も、今季初白星はつかず。しかし、延長10回に青木の犠打などでチャンスを作って3点を奪い、5-2で勝利した。

 初回、先頭の青木は1ボールから相手先発トロピアーノの直球を完璧に捉えた。もう少しでホームランという打球は、右翼フェンスに直撃。二塁打でチャンスを作ると、無死満塁からクルーズの犠飛で先制のホームを踏んだ。マリナーズはさらにリンドが犠飛で2点目を奪った。

 その後は岩隈が力投も、打線は追加点を奪えない。青木は2回2死で迎えた2打席目は四球を選んだものの、牽制で刺された。その後は投ゴロ、空振り三振に倒れた。

 岩隈が4、5回と2本のソロを浴びると、打線が援護できずに試合は延長戦へ。10回、マリナーズは先頭のマルテが中前打で出塁。続く青木は初球できっちりバントを決め、チャンスを広げた。すると、続く代打グティエレスが中前打。勝ち越しに成功した。

 マリナーズはこの回、さらにクルーズの2ランが飛び出し、3点差に。そのまま5-2で勝利した。3打数1安打の青木は打率2割3分1厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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