ロッテ・ナバーロ、実力見せる勝ち越し打 4週間遅れの開幕「最高に幸せ」
一時勝ち越しの2点打で勝利に貢献、「ナバーロが戻ってきて、チームも明るくなった」
4週間遅れの開幕に、“お騒がせヒーロー”のナバーロへ、チームメイトから、そして熱狂的なロッテファンから、祝福の嵐が吹き荒れた。
23日に1軍登録され、本拠地オリックス戦に「6番・二塁」で即先発した新助っ人は、相手エース金子の前に2回はスプリットで三振、4回は四球を選んだものの、6回は見逃しの三振。待っている球種の裏をかかれ、まともなスイングをさせてもらえなかった。やはりブランクの影響は否めなかった。
しかし、1-1の8回1死二、三塁で岸田の初球チェンジアップをバットの先でとらえ、右中間へ2点二塁打。それまでの組み立てから、スライダーが来ると読んで、結果的にはチェンジアップにも、体が前に出ることなく、対応できた。
選球眼には自信がある。「低めの球にも見極めができる」と語っているが、こと野球に関しては、クレバーでお騒がせではない。昨年、韓国プロ野球で48本塁打の実力はダテではなかった。
ナバーロがそのまますんなりヒーローかと思いきや、絶対守護神の西野が9回に同点にされた。しかし9回、選手会長の岡田が「最後の最後まであきらめない。ナバーロが戻ってきて、チームも明るくなった。チームの雰囲気も最高」と右越えに三塁打。最後は平野の暴投サヨナラで3連敗を阻止した。