ロッテ・ナバーロ、実力見せる勝ち越し打 4週間遅れの開幕「最高に幸せ」

出場停止で「自分には10年間ぐらいの長さに感じた」も、ようやく開幕

 キャンプ中の2月21日、那覇空港でバッグの中から銃弾1発が発見され逮捕されたナバーロ。不起訴処分にはなったものの、球団からは4週間の出場停止処分。「自分には10年間ぐらいの長さに感じた」日々から、ようやく1軍で働く場に立つことができた。

 その間、テレビで対戦する投手を研究。守備練習でも地道に努力した。2回1死一塁で、小谷野の一、二塁間を破ろうかというゴロにグラブを目いっぱい出して、体勢を崩しながらも二塁へ素早く送球、併殺を完成させる美技に繋がった。

 出場停止中は、任天堂のバスケットゲームなどで気を紛らわせたというが、ようやくスタートラインに立つことができた。「最初のゲームだから絶対に勝ちたかった。最高に幸せ」と言うナバーロに、伊東監督も「(ナバーロの)最初の守備は、チームを助けてくれた。これで打線に重みが出てくる」と嬉しい手応えを感じている。

 岡田と並んだヒーローインタビューで「明日の試合、ファンに向けて一言」と言われて、新助っ人は「ナバーロ、ガンバーロ」と絶叫した。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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