【高校野球】清宮は再び甲子園の地を踏めるか 群雄割拠の西東京はどこが強い?

群雄割拠の西東京、そのほかの有力校は?

 2番目は8強入りした八王子。準々決勝で二松学舎大付属に延長10回の末、1-2で敗れた。3年生の奥村天、早乙女大輝を中心とした投手陣は冬場に走り込んだ下半身強化が身を結び、スタミナもついてきた。東の強豪をあと一歩まで追いつめた。4回戦の聖パウロ学園戦で9回2アウトから逆転サヨナラ勝利。粘り強さも大きな武器となる。

 勝ち上がり3番目となるのは16強入りした都立勢2校。都日野と都東大和。日野は打線は二松学舎大付の市川、大江の2人の好投手に無得点だったが、投手では背番号11の高橋宙夢が好投するなど、0-2の惜敗だった。エースナンバーの内藤啓太とともに安定したピッチングを見せており、今後は打線強化を目指していく。東大和は都立ながら東の強豪校・帝京を最後まで追いつめた。9-10で敗れたが、4番・錦戸敦義の本塁打など、ここぞの勝負強さが光った。細かい部分で安定が増せば、日野とともに都立旋風を巻き起こす可能性は十分にある。

 その他にも組み合わせで早い段階で負けてしまったが、全国制覇の経験のある強豪・日大三、系列高の強豪・日大鶴ヶ丘、日大二、近年、力をつけ、今回16強入りいる聖パウロ学園、甲子園出場経験のある創価らもいる。群雄割拠の西東京。再び、清宮は甲子園で大暴れすることはできるか。チームのここからの巻き返しに期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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