広島新井、「周囲に支えられて」2000本安打　「本当に幸せな選手です」

史上47人目の大記録、　“ミスター赤ヘル“、“鉄人”らに肩並べ「恐縮です」

　26日のヤクルト戦で、広島の新井貴浩が史上47人目の通算2000安打を達成した。

　第1打席は詰まった当たりのショートフライに倒れた。「試合前は全然、緊張していなかったが、第1打席で打席に向かう時、ものすごい歓声が上がって、急に緊張してきた」という新井は、3回の第2打席、無死二塁の場面で、成瀬のスライダーをレフト線へ運ぶタイムリーを放ち、記録達成となった。

　試合前に「監督にも石井コーチにも、普通に打てと言われた」という新井は、「打って走った時、みんながすごく盛り上がってくれたのがわかった。それが嬉しかった」と、達成の一打を振り返った。

　試合は2回にエルドレッド、鈴木、堂林の3連続本塁打で先制し、その後も打線の勢いは止まらず、エルドレッド、鈴木が2本塁打を放つなど、先発野手全員安打、17安打11点の大勝だった。