阪神、逆転負けも大きな収穫 福留が先発復帰でマルチ&犠飛の活躍
3回に「若い選手が作ったチャンス」で犠飛、2安打で日米通算2000安打へ43本
頼もしい男が帰ってきた。阪神の福留孝介が26日の巨人戦(甲子園)で9試合ぶりに先発復帰を果たした。「4番・右翼」でスタメンに名を連ねると、2安打1打点と大活躍。試合は2点リードの6回にエース・藤浪が4点を失い逆転負けを喫したが、主砲の復活は金本阪神にとって大きな収穫となった。
「4番・福留」のコールに虎党は大きく沸いた。この日、39歳の誕生日を迎えた主砲はきっちりと自分の役目を果たした。
3回の第2打席。1点を先制し、なおも無死満塁から巨人・高木の真ん中低めのフォークを捉え「若い選手が作ってくれたチャンスでしたし。最低限でしたけれども、ランナーをかえすバッティングができてよかったです」と、センターへの犠牲フライで追加点。さらに6回の第3打席は左中間二塁打、8回の第4打席は技ありの左前打を放ち、マルチ安打を記録した。
4月14日のDeNA戦(甲子園)で左太もも裏を痛めて途中交代。その後は代打での出場だったが、3安打4打点と脅威の勝負強さを発揮していた。この日の2安打で打率は3割6分4厘まで上昇、日米通算2000本安打まで残り43本となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count