元巨人ボウカーが独立リーグ福島でプレーする理由 「日本で野球をしたい」

「自分の長所を生かせるのは日本」「日本の文化や人々も大好き」

――今季所属はBCリーグ福島ホープスです。

「もちろん、アメリカにも日本のスカウトはたくさん来るけど、日本のNPBでプレーしたいなら、BCリーグでプレーすることが最短で最良のコースだと思ったんだ。しかも、監督を務めるアキ(岩村)とは、彼がパイレーツにいた2010年にマイナーリーグでチームメイトだった。一緒にディナーに行ったり、仲が良かったんだ。そのアキが、NPBを目指すなら福島でやってみないかって声を掛けてくれたから、よしやってみよう、と」

――日本でプレーする魅力は何ですか?

「同じ野球ではあっても、日本とアメリカでは、投手の配球だったり、チームの戦術だったり、少しずつ違う点はある。自分も適応に苦しんだ部分はあるけれど、自分の長所でもある打撃を生かせるのは日本だと思う。もちろん、日本の文化や人々も大好き。ホープスの本拠地がある郡山で、おそらく白人男性は自分だけって気もするんだけど(笑)、チームメイトもファンも一般の人も、みんなとても温かくサポートしてくれるんだ」

――これから数年先はどんなビジョンを持っていますか?

「理想は、NPBの1軍でプレーし続けること。32歳ではあるけど、体が動く限りは野球を続けていたいと思う。BCリーグは、アメリカでは2A、1Aでプレーするような若い選手が多いけど、ここで学ぶことも多い。彼らから刺激を受けながら、いい成績を残して、NPBから誘いの声が掛かるように頑張るよ」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY