岩隈久志、今季5戦目でも初白星ならず 今季最多5失点、リード許して降板

先頭打者弾を浴びるなど5回5失点、防御率は4.70に低下

 マリナーズの岩隈久志投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのアストロズ戦に先発し、5回7安打5失点7奪三振3四死球で降板。リードを許してマウンドを降り、今季5試合目の登板でも初白星はならなかった。5失点は今季最多。防御率は4.70となった。

 岩隈は初回、先頭アルテューべに2ボールとすると、3球目のツーシームが甘く入り、レフトスタンドに運ばれた。3試合連続被弾となる先頭打者ホームランでいきなり先制を許す。しかし、ここからスプリンガー、コレア、ラスマスを抑え、1失点で終えた。

 すると、マリナーズはその裏、カノが右中間へソロ本塁打を叩き込み、すぐに同点に追いついた。

 2回、岩隈は低めにボールを集め、3者凡退に抑える。しかし、3回は1死からカストロにレフトへの二塁打を浴びると、先頭打者弾を浴びたアルテューべにはスプリットを拾われて三塁線を破られ、追加点を奪われた。1死一、三塁となってからはコレアにライト前に運ばれ、3失点目となった。

 それでも、マリナーズ打線はその裏、カノが今度はタイムリーを放ち、1点差に迫る。岩隈は4回、先頭のゴメスに死球を与えたものの、ゴンザレスを三ゴロで併殺に仕留め、バルブエナは空振り三振で3人で攻撃を終わらせた。

 5回は先頭のカストロを四球で歩かせると、アルテューべには低めのスライダーをうまくレフト線へ運ばれる。リードオフマンにこの日3本目のヒットを浴び、無死二、三塁のピンチ。スプリンガーは空振り三振に仕留めたが、コレアにも四球で1死満塁としてしまう。

 ここでラスマスにスプリットをセンター前に運ばれて4失点目。ガッティスにはセンターへの犠飛を打たれ、5点目を失った。続くタッカーは空振り三振に切って取った。

 球数が93球となった岩隈は、この回限りで降板。2-5とリードを許してマウンドを降り、初白星はならなかった。この日は93球でストライクは58球だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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