田中将大、好投も…7回に連打で2失点し降板、“鬼門”の宿敵敵地で2勝目逃す
6回まで無失点の好投も…6回2/3を投げて6安打5奪三振無四球2失点で降板
伝統の一戦、ヤンキース-レッドソックスの今季初対決に先発したヤンキース田中将大投手は、7回2死から同点に追いつかれたところで逆転の走者を残したまま降板。2番手ベタンセスが後続を抑えて失点を防いだため黒星はつかなかったが、好投しながら今季2勝目を逃した。
試合開始時刻の気温が10度を下回る寒さの中、敵地フェンウェイパークで行われた試合に先発した田中は、初回からコースを丁寧に攻める投球でライバル打線につけいる隙を与えなかった。1回裏にA・ロッドが先制ソロ弾を左中間にたたき込むと、田中はもらった援護点を大切に守るかのように、低めの投球で攻めた。
2回先頭ラミレスにセンター前安打を打たれた後は、4回に4番オルティスに守備シフトの裏を掻く三塁内野安打を許したものの、6回2死からのボガーツのレフト前安打までクリーンヒットはなし。味方打線がさらに1点を追加し、2点のリードを持ったまま7回を迎えた。
試合が動いたのは7回。1死から6番ショーにレフト前安打されると、続くホルトも左前で出塁。ハニガンを空振り三振に仕留め、2死一、二塁としたものの、9番ブラッドリーに初球をフェンウェイパーク名物左翼のグリーンモンスターに直撃する大きな同点二塁打を浴びた。
ここでジラルディ監督がマウンドを訪れ、田中は99球で降板となった。6回2/3を投げて6安打5奪三振無四球で2失点(自責2)。防御率は2.87となった。
これまで2勝1敗、防御率6.46と“鬼門”だった敵地フェンウェイパークで久しぶりに見せる好投だったが、7回の連打で勝利を逃してしまった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count