MLBで40代大暴れ イチロー500盗塁、上原初白星、Aロッド&オルティスHRは歴史的記録!?
MLB伝統の一戦で歴史的記録、対戦チームの“40代打者”が揃って一発はここ100年で初
今季初顔合わせとなったヤンキース-レッドソックスの伝統の一戦で、歴史的記録が生まれた。
29日(日本時間30日)にレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで行われた試合。この日は1回にヤンキースのアレックス・ロドリゲス(40)が通算691号となるソロ本塁打を、左中間の照明灯に当てて先制点を演出。さらに、同点で迎えた8回には、今度は今季限りでの引退を表明しているレッドソックスのデビッド・オルティス(40)が、通算507号となる勝ち越し2ラン本塁打を左翼席にたたき込んだ。40歳を超える2人のベテラン打者が存在感を示した試合でもあった。
レッドソックスの地元ボストン・グローブ紙電子版によると、対戦チームに所属する40歳以上の打者が同じ試合でホームランを放ったのは、1913年以来初めての記録だという。
ロドリゲスは「もし10年前に、40歳になった時、ビッグパピ(オルティス)と同じ試合でホームランを打つよって言われたら、笑い飛ばしていたと思うよ」と感無量な様子。来年の楽しみは客席から試合観戦をすることだと公言しているオルティスは「もし(引退生活に)飽きたら、レッドソックスに電話して、また現役復帰することにするよ」とジョークを飛ばしたという。
マーリンズのイチロー外野手(42)も通算500盗塁に加えてマルチ安打をマーク。レッドソックスの上原浩治投手(41)もヤンキース戦で同点に追いついた直後の8回に完璧な救援を見せ、チームの逆転勝利を呼び込んだ。上原は今季初勝利となっており、この日は40歳を超えたベテラン選手が試合を盛り上げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count