田中将大、エースの自覚にじませる発言 援護は「あまり考えていない」

援護の少なさを指摘する質問にも「そこはあまり考えていない」

 この日まで、防御率6.46と複数回投げたことがあるメジャー球場の中では最も相性の悪いフェンウェイパークで、6回以上を投げて自責点3以下のクオリティスタートを成し遂げたが、勝利にはつながらず。今季は先発5試合すべてで自責点2を記録しているが、白星は4月17日マリナーズ戦の1つだけとなっている。「打線の援護があまり期待できない中での登板は、1つのミスが命取りになる厳しさがあるのでは?」と質問されると、きっぱりと否定した。

「自分は1点でも少なく(失点を)防ぐという気持ちで投げている。味方が何点取るとかより、自分の仕事は1つでもアウトを積み重ねて失点を防いでいくこと。そこ(援護)はあまり考えていないです」

 味方打線が2点の援護をくれたこの日は、7回の失点を防げていればチームは勝てた。援護点の少なさよりも、無失点で切り抜けられなかったことの責任を強く感じているようだった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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