イチローのメジャー500盗塁到達、同僚も祝福＆脱帽「マジでヤバ過ぎる」

史上38人目のメジャー500盗塁

　マーリンズのイチロー外野手が29日（日本時間30日）、敵地ブルワーズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数2安打1四球1打点1得点1盗塁と活躍。6-3の勝利に貢献した。第1打席でライト前ヒットを放ち、すかさず二盗に成功。史上38人目のメジャー通算500盗塁にも到達した。新たに大記録を達成したイチローをチームメイトも祝福している。

　イチローは初回、相手先発右腕デービーズの2球目の速球をライト前に運んだ。これでメジャー通算2944安打として、フランク・ロビンソンを抜き歴代単独32位（MLB公式サイト通算安打数ランキングによる）に浮上。さらに、続くプラドが10球粘って空振り三振に倒れると、最後のボールでイチローが二盗に成功。今季2盗塁目で、史上38人目の500盗塁に到達した。現役トップの盗塁数で、日米通算700盗塁にも残り「1」となった。

　メジャー最年長野手が示した韋駄天ぶりに、チームメートは大喜び。ダグアウトに柵から身を乗り出し、拍手で500盗塁を称えていた。

　この時、大きな拍手を送ったトム・コーラー投手は試合後にツイッターで祝福。「アダム・コンリーのピッチングはヤバかった。しかし、イチローの500盗塁はマジでヤバ過ぎる」と綴り、この日7回2/3を無安打無失点と好投したコンリーを称えつつ、500盗塁に成功したレジェンドに脱帽した。