3ラン連発の広島・丸、好調秘訣は「いい準備」 緒方監督も絶賛「凄かった」

14安打12得点で快勝、丸は猛打賞&6打点

 広島は30日、マツダスタジアムで行われた中日戦に12-2で勝利した。14安打12得点と爆発した打線で、丸佳浩が2打席連続3ランを含む3安打6打点と活躍した。

「丸がすごかったね。2本の3ランか」

 試合後の会見で、緒方監督は開口一番に丸を称賛した。初回の第1打席で安打を放つと、1点差に追い上げられた直後の5回には、中日を再び突き放す3ラン。さらに続く6回の第4打席も、2死一、二塁の場面で又吉の初球をライトスタンドに運んだ。2本とも田中、菊池の連打で作ったチャンスでの一発だった。

 丸は「チャンスだったので積極的にいこうと思っていた。2本目は2アウトだったので、気楽にというわけではないが、打って返そうという気持ちがあった」と2本の3ランを振り返った。

 今季は開幕から3番を任され、打率.330、5本塁打、26打点と、好調な打線の原動力になっている。

 「クリーンアップなので、ランナーを還せればいいと思っている」と言いながら、「1番の時と気持ちは変わらない。打つだけでなく、しっかりフォアボールも選んでつないでいきたい」と、打線の一員であることを意識する。

「今はいい準備ができている。打席でもそうだし、打席に入るまでの考えもうまくまとめられている。変に考えることがないです」と好調の秘訣を話した丸。連日の集中打での大勝に、緒方監督は「(打線については)言うことなしだね。ナイスゲーム」と、満足した様子だった。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY