プロ初勝利の燕ドラ1原、自ら逆転打に「何がなんだかわからなくなった」
初回に2失点も「何とか粘れた」
ヤクルトのドラフト1位ルーキー原樹理投手が1日の本拠地巨人戦で6回5安打2失点と力投を見せプロ6試合目の登板で初勝利を挙げた。2点を先制された直後の2回には自ら2点二塁打を放ち、逆転に成功。投打で活躍したルーキーは「1勝するまでにずいぶん時間かかったので神宮で1勝できてうれしい」と満面の笑顔を浮かべた。
この日は初回に二塁打と2四球で2死満塁のピンチを招き、亀井の2点適時打で先制を許した。それでも2回、中村の犠飛で1点を返すと2死一、三塁の場面では自ら左中間へ2点二塁打をマークし、逆転に成功。打線も先発全員安打で計11点を奪い、ルーキーを援護した。
4連勝を飾った試合後、原は2打席連発の山田とともにお立ち台へ。ここまで0勝2敗で迎えた登板を「勝ててなかったですけどやること変わらない。自分の役割を果たすことだけを考えてマウンドに上がった」と振り返り、「初回はちょっと躓いてしまったけどそれ以降は何とか粘れたと思う」と手応えを口にした。
また逆転打の場面は「歓声がすごくて何がなんだかわからなくなった」。6戦目で手にした初勝利に、試合後も一際大きな声援が送られていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count