肉体進化のダルビッシュ、初実戦で圧巻の速球 実際に球速は上がったのか?

初実戦ながら平均球速は約3キロアップ、160キロ超えに期待!?

 実際の数値はどうだったのか。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、この日の投球について、32球のうち速球は24球で、平均94.3マイル(約152キロ)だったと伝えている。

 一方、米データサイト「ファングラフス」によると、ダルビッシュの右肘負傷前のメジャーでの速球の平均速度は92.7マイル(約149キロ)。2012年は92.6マイル、13年は92.9マイル、14年は92.5マイルとなっている。

 この試合の速球の数字は、過去のダルビッシュの平均球速よりも約3キロほど速い。もちろん、まだ1試合。シーズンの平均球速と単純比較は出来ない。ただ、あくまで実戦復帰1戦目のマウンドで、ここからさらに状態は上がっていくとも考えられる。メジャーでは、球場表示で最速99マイルをマークしたことのあるダルビッシュだが、今後は100マイル(約161キロ)超えも十分に期待できそうだ。

 肉体強化の成果を、復帰戦でいきなり見せつけたダルビッシュ。進化を遂げて、メジャーのマウンドに戻ってくることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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