ダルビッシュ初実戦に米メディア驚嘆 翌日も右肘「いい状態」で7日登板へ
ダルビッシュ、翌日も「いい状態」、次は7日に45球を投げる見通し
さらに、2回も速球を中心に打者を追い込んだが、無死一塁では左打者バスケスにフルカウントから外角へのカーブを投じ、見逃し三振。これにも打者は全く手が出なかった。
パワーカーブとも表現されるダルビッシュの決め球を、実況は「カーブボール。フックのように曲がった! なんて素晴らしいカーブだ!」と絶賛。この他の場面でも、「ダルビッシュを打ち負かすのは骨が折れますね」「ダルビッシュは7種類の変化球を使い分けています。変化球の詰め合わせです」と、球種の多彩さに脱帽していた。この日はいきなり最速156キロをマークし、周囲を驚かせたダルビッシュだが、負傷前からMLBの猛者をキリキリ舞いさせてきた変化球のキレ味も、もちろん健在だ。
翌2日(日本時間3日)には本人が自身のツイッターで「翌日の肘の状態は特に張りを感じないのでいい状態だと思います」と報告。米地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」も「翌日も痛みがなかったため、ダルビッシュは再び投げる」とレポートし、6日(同7日)に傘下トリプルAのラウンドロックで45球を目処にリハビリ登板に臨む見通しを伝えた。
右肘手術から復帰への階段を順調に上っているダルビッシュ。今月下旬と見込まれているメジャー2シーズンぶりの登板へ、期待は高まるばかりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count