開幕から打者の好調ぶり光るセ・リーグ 3・4月のベストナインは?
外野も広島勢の活躍が目立つ、惜しくも選外となった選手は?
【外野】
◯広島・エルドレッド
28試合出場、打率3割5分8厘、9本塁打、18打点
22日の阪神戦(マツダスタジアム)、26日のヤクルト戦(神宮)で1試合2本塁打をマーク。リーグ2位の打率3割5分8厘、リーグ2位タイの9本塁打と強打が光った。主に5番として緒方広島を引っ張った。
◯広島・丸佳浩
28試合出場、打率3割3分、23打点
開幕から3番を任され、4月30日の中日戦(マツダスタジアム)では3ラン連発。11年8月25日の横浜戦に並ぶ自己最多タイの1試合6打点をマークした。昨年3、4月は打率2割3分5厘と低迷したが、23打点はリーグ2位タイ。緒方監督を喜ばせている。
◯阪神・福留孝介
26試合出場、打率3割4分2厘、2本塁打、14打点
開幕から4番に座り、リーグ5位の打率3割4分2厘、得点圏打率3割3分3厘をマークした。14日のDeNA戦(甲子園)で左太もも裏を痛めたが、26日の巨人戦(甲子園)で先発復帰。金本阪神の欠かせない存在となっている。
選出外でも阪神・ゴメスは打率2割6分4厘ながらも、リーグトップタイの9本塁打、リーグトップの28打点で月間打撃2冠と奮闘。金本監督の期待に応える打撃を見せた。三塁で選んだ広島・新井貴浩は今季一塁での出場が続くが、本職は三塁。他球団の三塁手ではヤクルト・川端慎吾がリーグ10位の打率3割1分7厘、1失策と安定したプレーを見せたが、今回は金字塔を打ち立てた新井を特別に選出した。
二塁では、昨季トリプルスリーを達成した山田哲人も打率3割4分、8本塁打、17打点、7盗塁と実力を見せつけ、遊撃では好調の広島打線を牽引するリードオフマン・田中広輔が打率3割1分9厘と好成績。軽快な守備でも投手陣を助けている。全29試合に出場し たヤクルトの捕手・中村悠平も守備面で抜群の安定感を見せ、打撃でも進歩を見せている。
1日現在で、1位・広島から5位・ヤクルトまで3ゲーム差にひしめく大混戦。5月下旬には交流戦が控えているが、混戦を抜け出すチームは出てくるのか。セ・リーグの選手たちの奮闘に注目だ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count