巨人、“天敵”の広島ジョンソン攻略で首位浮上 ギャレットが決勝打
昨年は1点も取れなかったジョンソン相手に勝利
巨人は本拠地での広島戦に3-2で勝利し、首位に浮上した。先発田口が7回2失点と好投。打線は村田のタイムリーなどでジョンソン相手に2点差を追いつくと、8回にギャレットが決勝打を放った。昨季、3試合の対戦で1点も取れず、0勝2敗と苦手としていた“天敵“ジョンソンから勝利。首位攻防戦第1ラウンドを制した。
先手を取ったのは広島。初回、先頭の田中が巨人先発・田口からレフトへの本塁打を放ち、いきなり1点を奪った。さらに、4回にはエルドレッドが2死から右翼席へリーグトップタイの11号ソロ。好投する田口から2点をもぎ取った。
一方、広島先発ジョンソンは初回から2イニング連続3者凡退。3回は先頭の村田に初ヒットを打たれ、続く小林誠を空振り三振に切って取ったものの、二盗を許す。だが、田口、立岡を打ち取り無失点に抑えた。
それでも、巨人打線は4回に反撃。坂本の死球、長野のヒットで2死一、三塁とチャンスを作ると、亀井の遊ゴロを田中がファンブル。1点を返した。さらに、続く村田がレフトへのタイムリー。同点に追いついた。
その後は両投手が好投。田口は7回に無死二、三塁とピンチを背負うも、堂林は遊ゴロ。さらに、石原をダブルプレーに仕留め、切り抜けた。
巨人は8回、2死から坂本が四球で出塁。すると、続くギャレットが初球の直球を右中間へ弾き返した。坂本は一気に三塁を回り、本塁に生還。貴重な1点をもぎ取った。
9回は澤村がマウンドへ。4月28日の阪神戦では9回に2点を失い、セーブ失敗に終わっていた守護神は、先頭の丸を四球で歩かせるも、新井は空振り三振。スタートを切った丸を小林誠が刺して三振ゲッツー。エルドレッドに左前打を許したものの、最後は鈴木を三ゴロに打ち取り、1点のリードを守り切った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count