イチロー、2947安打目は代打逆転2点タイムリー 満塁で決勝打、マ軍は快勝
満塁で通算3割8分3厘の勝負強さ発揮、鮮やかな中前打で勝利に導く
マーリンズのイチロー外野手は3日(日本時間4日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で6回に鮮やかな代打逆転2点タイムリーを放った。マーリンズはその後、イエリッチのソロ本塁打などで2点を加え、7-4で勝利して再び貯金1。決勝打でチームに白星をもたらしたレジェンドは、メジャー通算2947安打とした。
マーリンズは初回に1点を先制も、2回に先発左腕ニコリーノが2点を奪われ、逆転を許す。6回にも2点を失い、3点差に。しかし、その裏の攻撃でマーリンズ打線が反撃する。
まずはオズナの2ランで1点差。さらに、1死満塁と絶好機を作り、先発左腕ニコリーノの代打でイチローが登場した。
マーリンズ・パークに「イチローコール」も起こる中、中継ぎ右腕バレットに対して2ボールとなると、続く3球目の95マイル(約153キロ)の直球を完璧に捉えた。鮮やかなライナーでセンター前に運び、2者が生還。逆転に成功し、本拠地は割れんばかりの大歓声に包まれた。
このヒットを含め、イチローの満塁でのメジャー通算打率は3割8分3厘で、141打点。変わらぬ勝負強さを見せつけた。イチローはこの回の攻撃が終わると、守備にはつかずに交代。マーリンズはその後、イエリッチの本塁打などで2点を加え、7-4で快勝した。
イチローはこれでメジャー通算2947安打として、3000安打へ残り53本。今季成績は打率3割3分3厘、4打点とした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count