イチロー、勝負強く決勝打 満塁での通算打率.383に「何て偉大なキャリア」
満塁で代打逆転2点タイムリー、地元ファンは「イチローを先発させろ」
マーリンズのイチロー外野手は3日(日本時間4日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に代打で出場し、逆転2点タイムリーを放った。球団公式ツイッターは、6回満塁のチャンスで決勝打をマークしたイチローのクラッチヒッターぶりを示すデータを紹介。ファンは「何て偉大なキャリアなんだ」などと脱帽している。
1点を追う6回1死満塁の絶好機。マーリンズ・パークに「イチローコール」が起こる中、イチローは先発左腕ニコリーノの代打で登場した。中継ぎ右腕バレットの3球目の95マイル(約153キロ)の直球を捉え、鮮やかなライナーでセンター前に運ぶ。2者が生還し、マーリンズが逆転に成功。スタンドは割れんばかりの大歓声に包まれた。
「イチロー!代打2点タイムリーヒットで我々にリードを与えてくれた!」
マーリンズは公式ツイッターで速報。続けざまに、涼しい表情のイチローのアップ写真とともに、あるデータを紹介した。「イチロー、キャリア通算2947安打となったが、満塁では149打数57安打で打率.383!」。この“真実”に、ファンは大興奮となった。
「イチロー、何て偉大なキャリアなんだ」「レジェンド」という絶賛の声から、「イチローを先発させろ」というハッシュタグも登場。経営戦略からファンの批判を集めることも多い名物オーナーを引き合いに出し、「(ジェフリー・)ローリアはイチローのような偉人と関係を持つに値しない」というメッセージまで飛び出した。
勝負強さを見せつけたイチローは守備にはつかず、そのまま交代。これでメジャー通算2947安打として、3000安打へ残り53本とした。今季打率3割3分3厘、4打点としたイチローの決勝打でリードを奪ったマーリンズは、さらに追加点を奪い7-4で快勝した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count