GW砲、3年ぶりホーム白星、定まりつつある方程式…楽天に光差す勝利
美馬の勝利、ミコライオの快投も嬉しい要素に
試合後のヒーローインタビュー【動画:パ・リーグTV】
チームにとってこの日の勝利は、ほかに嬉しい要素が2つあった。まずは先発の美馬が6回2失点で3勝目を挙げたこと。今季はここまで好調をキープしている右腕だが、本拠地でのレギュラーシーズンでの白星は2013年4月18日以来と、約3年ぶりの勝利だった。
「長かったです。ついにという感じですね。お待たせしました」
もちろん、その年のクライマックスシリーズ、日本シリーズで勝利投手にはなっているが、レギュラーシーズンでは「鬼門」となっていた本拠地。「このままずっと勝てないんじゃないかという気もしていたので、野手の皆さんに感謝したいです」と、安堵の表情をお立ち台で見せた。
さらに、3番手のミコライオが8回を無失点で抑え、守護神の松井裕につなげたことも大きかった。3日に続く連投もこなし、梨田監督は「安打1本を打たれたけど、形をしっかり作ってくれた」とうなずいた。青山の不調もあって、定まっていなかった勝利の方程式。勝ちパターンの確立に、一歩近づいたといえる。
この日はKoboスタ宮城で3本、他球場に目を向ければ、札幌ドームで6本、西武プリンスドームで3本と、パ・リーグでは計12本のアーチが飛び出す一日だった。連休に詰めかけたファンに応えるような「花火」の数々。楽天では中軸の2発が、杜の都を熱狂させた。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部●文