マーリンズ番記者が明かすイチローの“進化”　3000安打のXデーは8月と予想

「3000本安打は8月に実現すると思う」

「イチローには成功してもらいたいけれど、それとは別に彼には疲弊してもらっては困る。彼の3000本安打については早く達成してもらいたいと願っているが、早期実現するということはマーリンズの外野手に故障者が出るということになる。3人の若いエキサイティングな外野手に活躍してもらいたいので、DL（故障者リスト）行きはプレーオフ進出を狙うチームとして避けたいところだ。

　だが、今年のイチローの眼と腕の連動性、アームスピードを見れば大丈夫だ。3000本安打は8月に実現すると思う。長いシーズンにはアップダウンもあると思う。それ（戦力）をうまく使い回していた実績がドン・マッティングリーにはある。LAでも高給取りのいい外野手がたくさんプレーしていた。プレー時間もケアしなけれないけない」

　メジャー史上30人目の3000本安打は8月に達成すると分析。その一方で、マーリンズがプレーオフ進出を果たすには、スタントン、オズナ、イエリッチという若き外野トリオが故障と無縁のシーズンを送る必要がある。その場合、42歳の鉄人が思うような打席数を手にできないというシナリオが待っているが、昨季までスター軍団のロサンゼルス・ドジャースを率いていたマッティングリー監督なら絶妙なさじ加減で起用できるという。実際に、イチローはここまで走攻守において高いパフォーマンスを見せている。

　チームを勝利に導くバッティングで一歩一歩、金字塔に近づくイチロー。その歩みに地元メディアも尊敬の眼差しを注ぎ、注目している。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count