前田健太に依然高評価 初黒星で「サイボーグ」から「遂に人間になった」も…
「殺人的スライダー」でメジャー屈指の右腕も「マエダの投球に息を呑んだ」
ドジャースの前田健太投手は6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦で今季6試合目の登板に挑む。4月28日(同4月29日)のマーリンズ戦では、6回まで1失点と好投しながら、7回2死一、二塁でゴードンに同点打を浴びて降板。その後、救援投手が勝ち越しを許し、前田は結果的に6回2/3を7安打4失点でメジャー初黒星を喫した。それでも、ここまで3勝1敗、防御率1.41と立派な成績が並ぶ。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「マエダも遂に人間になった」としながら、その実力を高く評価している。
記事ではまず、前田について「MLBバッターを粉砕する為に日本から送られた、殺人的スライダーを投げるサイボーグのようだ」と紹介している。日本人右腕は、デビュー4試合目の登板を終えた時点で、3勝無敗、リーグトップの防御率0.36と圧巻の数字を残していた。
マーリンズ戦では初黒星を喫したものの、不運な敗戦だった。記事でも、「そんなドジャースのルーキー・マエダも遂に人間になったようである」と指摘しつつ、前田が残した走者を救援陣が還して失点が膨らんだことを説明している。
そして、「ホセ・フェルナンデスまでもが、マエダの投球に息を呑んだ」と言及。メジャー屈指の右腕であるマーリンズのエースはこの試合で前田と投げ合ったが、打席で見たスライダーの変化に驚きを隠せない様子だった。フェルナンデスが、ベンチに戻って身振り手振りを交えてチームメートにその球筋について伝えている動画も紹介されている。