好投の田中将大援護できず…ヤンキース主砲猛省「マサは素晴らしかった」
テシェイラ「ロケット工学みたいな難しい理論は必要ない」
5日(日本時間6日)のオリオールズ戦で8回5安打無失点の快投ながらも白星を飾れなかったヤンキース田中将大投手。今季先発した6試合はすべて自責点2以下という内容ながら、まだ1勝しか挙げられていない右腕だが、決して打線を責めようとはしないエース然たる姿を、地元ニューズデー紙電子版が伝えている。
オリオールズ先発ガウスマンと田中による投手戦の結果、0-0のまま延長10回に突入したが、無死一、三塁からマウンドを引き継いだ4番手ミラーが犠飛を許してサヨナラ負けを喫してしまった。
この3連戦では、2戦目こそ7点を挙げたものの、第1戦と3戦目はそれぞれ1点止まり。この日も4安打無得点に終わり、田中の快投に応えられなかった打線について、主軸のテシェイラは「今季はこんな試合ばかり。打線が打てていないだけ。ロケット工学みたいな難しい理論は必要ない。もっと確実性の高いプレーをしないと」と猛省。「マサは素晴らしかった。ただ、残念ながらガウスマンも同じくらいよかった」と話している。
試合後、田中は米報道陣の取材に対して「もちろん、今(打線の)ベストは状態ではないけれど、自分の仕事はマウンドに上がって、相手打線をゼロに抑えること」と通訳を介して話し、援護云々ではなく、あくまで自分の仕事に集中する姿勢を見せたことを伝えている。
次回は本拠地で行われる10日(日本時間11日)ロイヤルズ戦での先発が予定されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count