史上初、育成入団で1年目に初登板初先発 巨人・長谷川潤ってどんな男?
6日の中日戦に先発、昨秋のドラフトでは116人中116番目の“最下位指名”
巨人のルーキー・長谷川潤投手が6日の中日戦でプロ初登板する。予告先発の名前を見て「?」マークがよぎったファンも多いかと思うが、それもそのはず。昨秋のドラフト会議、育成8位で入団したばかりの投手。ドラフト全体の“最下位指名”ならば、なおさらだ。
長谷川潤とは一体、どんな投手なのか。
【年齢】
1991年の24歳。同い年のプロ野球選手は西武・菊池雄星、DeNA・筒香嘉智、広島・堂林翔太、阪神・岩貞祐太、原口文仁、ソフトバンク・今宮健太らと同学年。高校3年生の2009年夏は堂林のいた中京大中京が日本文理を下し、優勝した。
【経歴】
長谷川は東京の成立学園で4番打者、右翼手と投手を兼任していた。東東京大会の準決勝で都立雪谷に敗れているが、打撃も非凡なものを持っていた。金沢学院大学に進み、2年生から公式戦に登板。3年秋にはエースになり、ベストナインも獲得。その後、独立リーグ・石川ミリオンスターズに進んだ。
昨年、巨人の入団テストを受けて、育成ドラフト8位指名で入団。最初の背番号は「022」。巨人の3軍からスタートすると、キャンプ、オープン戦と結果を残し、2軍に昇格。中継ぎからスタートも、開幕直後の3月28日に支配下登録を勝ち取る。背番号は「96」に。