イチローの「好機でナーバスになる」発言に米解説者が見た偉大さとは?

メジャー通算180個目の敬遠四球、地元メディアの話題はイチローの前日の発言に…

 マーリンズのイチロー外野手は5日(日本時間6日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦で代打で出場し、メジャー通算180度目(現役4位)の敬遠四球だった。勝負強さに定評のあるイチローだが、この日はバットを振ることは出来ず。見せ場を作ることはできなかったものの、地元メディアでは本人の「チャンスにはナーバスになる」という発言が話題となっている。マーリンズは4-0で勝利し、3連勝となった。

 イチローは4点リードの8回2死二塁の場面で代打で登場した。しかし、ここで勝負を避けられ、敬遠されると、マーリンズ・パークには大ブーイングが鳴り響いた。

 地元テレビ局「FOXフロリダ」の実況は「ピンチヒッター、イチローですが、ここは敬遠です。ファンは気に入りません。彼らは3000本安打までもう一歩迫るイチローを見たいのです。通算2947本安打です」と説明。「勝負しろ!」などと相手バッテリーをなじるファンの声を伝えた。

 イチローは2日前の本拠地ダイヤモンドバックス戦では6回1死満塁のチャンスに代打で出場。決勝の逆転2点タイムリーを放つ活躍で、チームを7-4での勝利に導いていた。実況は、そんなイチローとの前日の会話を紹介した。

「イチローが先日、チャンスでいいバッティングを見せましたね。昨日、彼に『スコアリングポジションにランナーがいる時に、アプローチを変えるのか?』と質問しましたが、彼は笑顔を浮かべてこう言いました。『変わったことといえば、ナーバスになったことぐらいですね』と」

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