前田健太、強力打線に6回2安打の快投も…痛恨被弾で2失点、勝敗つかず
6回2失点で降板、4勝目ならず
今季4勝目を目指すドジャース前田健太投手が6日(日本時間7日)、敵地ロジャースセンターで行われたブルージェイズ戦に先発し、6回を投げて2安打7奪三振4四球で2失点(自責2)で勝敗はつかなかった。防御率は1.66。
メジャー移籍後初めてとなる交流戦での登板。投手が打席に入らないDH制が採用されるため、昨季ア・リーグ東地区の王者を相手にマウンドへ向かった前田は、序盤、普段以上に慎重な投球を見せた。とりわけ昨季41本塁打のドナルドソン、同40本塁打のバティスタ、同39本塁打のエンカーナシオンと並ぶクリーンナップには、外角スライダーや内角高めの速球を駆使しながら丁寧な勝負を繰り広げた。
3回には先頭9番バーニーに右翼線に痛烈な打球を運ばれたが、右翼手プイグがフェンスから跳ね返ったボールを素手で捕球、二塁へ好返球してアウト。無死で得点圏に走者を背負うところだったが、味方の好守にも助けられる展開に。
緩急をつけたスライダーで内外角を攻める投球でブルージェイズ打線のバランスを崩し、5回までは危なげない投球で圧倒したが、6回に均衡が破られた。1死からドナルドソンに四球を与えた直後、3番バティスタにフルカウントから6球目外角スライダーを6号先制2ランとして左翼2階席にライナーでたたき込まれた。
6回の攻撃で味方打線が2点を挙げて同点に。メジャー最多となる102球を投げた前田は、7回からマウンドを中継ぎコールマンに譲り、勝敗はつかなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count