FAのサイ・ヤング賞右腕が“お披露目会” 20球団&50人強の関係者集まる
首脳陣の評価は…
公式サイトが伝えるところによれば、集まった首脳陣やスカウトらは、リンスカムのカーブとチェンジアップを高評価する一方、スタミナと制球に課題が残ると見ているようだ。
リンスカム自身は「満足しているよ。持ち球すべてを制球することができた」と笑顔。先発投手として復帰できるように準備を進めており、必要とされるのであればどの球団でも契約する、としている。
気になる手術を受けた臀部については「より可動域が広がった気がする。しっかり足の上に立て、バランスがよくなった。もう(臀部を)気にすることすらなくなったよ」と全快を強調している。
開幕から約1か月が過ぎ、スタートダッシュに成功したチームも失敗したチームも、長いシーズンを考えれば、先発投手の層は厚ければ厚いほどいい。2006年にドラフトされて以来ジャイアンツ一筋で育ってきたリンスカムが、30球団いずかのチームと契約する日も遠くなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count