「必ず同じ球が来ると待っていた」 ロッテ角中、冷静な読みで逆転三塁打
8回に劣勢のチーム救う決勝打、伊東監督「最後にうっちゃって勝った」
冷静な読みがさえた。ロッテの角中勝也外野手が、8日のオリックス戦の8回に西から右翼フェンス直撃の逆転三塁打を放ち、劣勢のチームを救った。チームは4-3で勝利。試合後、伊東監督は「土俵際まで押し込まれ、最後にうっちゃって勝ったような試合」と振り返った。
先発の大嶺祐が2回3失点と早々にKOされたが、2回に田村のセーフティスクイズなどで1点差として、3回以降は南、藤岡、益田と再三のピンチをリリーフ陣がしのいだ。
8回先頭の中村が歩き、2死からデスパイネが敬遠気味に歩かされた一、二塁で、角中が読み通りの西の内角145キロ直球を完璧にとらえた。4回に同じ145キロの内角への速球に見逃し三振を喫したが「低いと思って見逃しただけ。今日の西の変化球ならカットできる。(勝負所で)必ず同じ球が来ると待っていた」という。