岩隈久志は5回3失点で4敗目 98球要し今季最短タイ降板、3盗塁を許す
青木と李大浩はともに1安打1三振
マリナーズの岩隈久志投手は8日(日本時間9日)、敵地でのアストロズ戦に先発し、今季最短タイの5回7安打3失点2四球8奪三振で4敗目(1勝)を喫した。5回までに98球を要し、3盗塁を許すなどアストロズ打線に揺さぶられた。「1番・レフト」で出場した青木宣親外野手は4打数1安打1三振、「7番・DH」で出場した元ソフトバンクの李大浩内野手は3打数1安打1三振。マリナーズは1-5で敗れた。
岩隈は初回、アルテューべを右飛、スプリンガーを空振り三振、コレアを三直と3者凡退の立ち上がりを見せる。2回も簡単に2アウトを奪ったが、バルブエナに右中間への二塁打を打たれると、ホワイトには三塁線を抜かれる二塁打を浴び、先制を許した。
3回も立て直せない。1死からアルテューべに三塁内野安打で出塁を許すと、二盗、三盗を決められ、2死からコレアに四球を与えて一、三塁に。続くラスマスの打席で、コレアにも二盗を許して2死二、三塁とされた。
ここでラスマスには1ボール2ストライクと追い込んでから意表を突く三塁線へのセーフティースクイズを決められる。岩隈が打球を処理して一塁に投げたが、わずかに間に合わなかった。さらに、ゴンザレスにはシフトの逆を突かれ、左前へのタイムリーとされる。本来の守備位置ならショート正面への緩い遊ゴロという当たりだったが、レフトへと抜けて3点目を失った。
直後の4回、マリナーズはカノのソロで1点を返す。その裏、岩隈は先頭のホワイトに二塁打を浴びるも、続く2人を空振り三振に切って取った。アルテューべは敬遠で2死一、二塁とし、最後はスプリンガーを見逃し三振。この回は3奪三振でピンチを切り抜けた。
5回は2死からゴンザレスに右翼線への二塁打を浴び、暴投で三塁まで進めるも、バルブエナは中飛に打ち取り無失点。球数が98球となり、この回限りでマウンドを降りた。
マリナーズは救援陣も失点し、1-5で敗戦。青木は2点を追う5回2死一塁で左前打を放ち、チャンスを広げたが、得点にはつながらず。李大浩も2回にヒットを打ったが、こちらも後続が倒れた。
岩隈は98球を投げ、ストライクは60球。防御率は4.19となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count