風邪薬に禁止薬物? モンデシーが50試合出場停止…父親は野茂氏の元同僚
「ドミニカ共和国で市販されている薬を飲んだ」、80試合→50試合に軽減
ロイヤルズのトッププロスペクトのラウル・モンデシーが、禁止薬物使用のため50試合の出場停止処分となった。MLB公式サイトが報じている。
モンデシーが薬物検査で陽性反応を示したのは、クレンブテロールという運動能力向上薬。モンデシーはMLB選手会を通じて「これまでの人生で一番つらい出来事。故郷のドミニカ共和国で、風邪の症状を和らげるために、市販されている薬を飲んだ。成分表をしっかり読まず、トレーナーやチームに服用していいか聞かなかった自分のミス。球団、チームメイト、ファン、そして支えてくれるみんなに謝りたい」とコメントしている。
通常、薬物検査で陽性反応があった場合、1度目の違反は80試合の出場停止処分となるが、ニューヨーク・ポスト紙によれば、モンデシーが服用した風邪薬にクレンブテロールが含まれていることが証明できたために、80試合から50試合に軽減されたという。
モンデシーはメジャー40人枠に入っているが、今季は傘下2Aでプレーしていた。父は、野茂英雄氏のドジャース時代のチームメイトだったラウル・モンデシーで、野球一家に生まれ育った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count