驚異の数字並ぶ“常勝軍団”ホークス、その強さの要因とは

8連勝も淡々としたインタビュー


ホークス・長谷川選手・今宮選手ヒーローインタビュー 2016/5/11 【動画:パ・リーグTV】

 工藤監督は「みんながよく打ってくれたと思います。今宮君が初本塁打を打ってくれて、打線も乗っていけた。最後(終盤)に3点を取ってくれたので、これで大丈夫と思った」と、ナインを称えた。会見が終わると「ナイスゲーム!」と、笑顔とサムアップポーズを見せて会場を後にした。

 好投手、強打者ぞろいのチーム。各選手の実績もさることながら、メンタル面でも、一切の油断を見せない。印象的だったのがお立ち台に上がった長谷川選手、今宮選手の姿だ。8連勝しても、満面の笑みを見せることもなく、実に淡々としたインタビューだった。

 8連勝の状況について長谷川選手が「連勝中ですけど、そんな雰囲気はあまりなく、しっかりとひとつひとつ勝つ、という気持ちで選手はいます。貯金はなんぼあってもいい。たくさん貯めたい」と言えば、今宮選手も「強いですね。でも、この先何があるかわからない。この先も勝ちだけを求めて、やっていきたい」と表情を引き締めた。勝って兜の緒を締める、これも常勝軍団の強さのひとつと言えそうだ。

 3ゲーム差で始まった首位攻防戦。千葉ロッテの3連勝ならば……というカードだったが、一気の連勝で福岡ソフトバンクの勝ち越しが決まった。一般的に、3ゲーム差を追いつくには1か月ほど要すると言われているペナントレースで、早くも5ゲーム差。貪欲に勝利を求めていくナインがいる限り、この勢いはまだまだ止まりそうにない。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部

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